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<弁理士コラム>FICPI@ロンドンに参加しました

知財業界では毎年国際会議がいくつか行われています。主なものとしては、INTA(国際商標協会)、AIPPI国際知的財産保護協会)、APAAアジア弁理士協会)があります。今回はロンドンで10月4日~7日に開催されたFICPIという国際会議に参加してきました。FICPIは、日本語では国際弁理士連盟と称され、フランス語表記の頭文字で表されています。

国際会議の会場はビッグベンがある英国国会議事堂に対してテムズ川の対岸にあるホテルでした。徒歩10分くらいでビッグベンに行くことができる好立地のホテルでした。

FICPIが他の国際会議と異なるのは、特許事務所の所長やパートナーの弁理士が基本的に参加していることです。つまり、会社の方々や社内弁理士の参加はなく、あくまでも特許事務所の弁理士だけが参加しています。
このため、特許事務所の経営など他の会議では議題にならないことも検討されます。セッションには特許と商標とマネジメントの3つのコースが用意されており、マネジメントのセッションでは特許事務所をどのように効率的に運営するか、パートナー制の在り方、所員とのコミュニケーションの向上などが議論されます。例えば、私が参加したセッションでは、3~5人のグループに分かれて各事務所の紹介を行い、事務所運営について活発に議論をしました。特許事務所の経営層で皆さん偉い方々ですが、とても勉強熱心で感心しました。

また、休憩時や食事の際には各国の弁理士と打ち解けて話ができ、特許事務所の経営層どうしで直接話ができるのでビジネスにつながる話も多くあり有意義でした。
旧知の友人と会うのも楽しみの一つです。一緒にお酒を飲みながら、コロナ禍ではどのように対処したとか、コロナ禍後はどのように変化したかなど多くの情報交換をしました。

今回FICPIに参加したことで、我々の事務所の将来を考える上で色々なヒントを得ることができました。この学びをこれから活かしていきたいと考えています。

弁理士 藤田考晴

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