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<弁理士コラム>成長記録板(特許第7112153号)の紹介

 弊所(オリーブ国際特許事務所)にご相談を頂いた後、明細書の作成をご依頼頂いて特許を取得された製品を紹介します。

 お客様は中小企業の社長K様で、弊所の弁理士川上が講師を務めたIP BASEウェビナー(特許庁主催)をご覧頂いた後、長年温めていたアイデアで特許を取得したい!と弊所の扉を叩いてくださいました。

 子どものときに身長を測ったり身長の記録を残すため、家族で家の柱や壁に鉛筆などでしるしをつけた思い出があるかたもいらっしゃると思います。取得されたアイデアは、家を引越したり改築したりした場合でも、この記録を残せるように、壁などに掛けられる大き目の定規(成長記録板)にした、というものです。定規にしるしをしておけば、いつでも持ち運びができますし家が変わった場合でも、大事な成長の記録が失われることがありません。

 単に壁掛けにしただけでは過去に類似品がありますので権利化は難しいのですが、特許を取得できたポイントとしては、長さが人の背丈の半分ほど(商品は1m)であることと、定規の表面に2列の目盛り用の数字が付されていること(0から100cmの列と100から200cmの列)にあります。100cmまで測りたいときは床置きで、100cm以上を測りたいときは、下端を100cmの位置に合わせるという使い方をします。2m近くの長い定規が必要なく、1本で小さい子どものときから大人まで測ることができます。

 特許は以上のアイデアで取得できましたが、発明者のK様は、定規の素材を天然木にしたり、定規に誕生時の身長を刻んで贈呈用にしたりするという様々なアイデアもお持ちで、特許を取得した後も奔走して、成長記録板を商品化されました。長持ちする木素材にすることで、世代を超えて残せる素敵な商品です。K様は、おじいちゃんやおばあちゃんが子供の頃はこんなことがあったんだよと話せるように、身長の記録だけでなく毎年の出来事や抱負を書くのも良いですよね、とおっしゃっていました。

 今回、特許取得のお手伝いをできただけでなく、特許を活用した商品化に立ち会うことができて感激しました。
 弊所(オリーブ国際特許事務所)では個人や中小企業のお客様からもご依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。

弁理士 三苫貴織

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