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2023年 年頭のご挨拶

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。

2023年の干支は「癸卯(みずのと・う)」です。
癸は、手偏を付けると、物事をはかるという意味になります。十干の最後であり、転換期となることが多いとされています。卯は、ウサギではなく茅やススキなどの茂みを表し、万物が茂る意味になります。これらから、癸卯は、「万事筋道を立てて処理してゆけば繁栄に導くことができる。しかし、筋道を誤ると、こんがらがって収拾が付かなくなり、果ては混乱しご破算になる。」と解釈できるそうです。
日常の目の前の仕事に忙殺されてしまいがちですが、予め正しい筋道を立てて誤りなく仕事に取り組みたいものです。

現在、日本はコロナ禍の第八波にあり、依然として多くの感染者数が報告されています。しかし、この3年で新型コロナウィルスの対処について経験を積んでいるためか、街を歩いていると以前に比べて落ち着いているように見えます。このため、今年は人の活動が活発になり、世の中が明るくなることが期待できそうです。
一方で、昨年2月に始まったウクライナ・ロシア戦争の終わりが見えません。早く平和が訪れることを祈るばかりです。

昨年は、外国出張で、米国、欧州そして韓国に行きました。コロナ禍が始まってから初めての外国でした。そのときに受けた印象は、これらの国と日本とのコロナ禍に対する対応の違いです。外国では、リモート会議も多く活用していますが、対面で会うのが通常になっています。昨年末にカタールで行われたサッカーのワールドカップの様子を見ても分かるように、殆どの人がコロナ前と同様に普通に観戦し、行動しています。これに対して、日本の一部ではまだリモート会議が必須となっており対面で行われていません。コロナ前に戻る必要はありませんが、リモート会議と組み合わせながら、必要なものは対面での打合せをもっと増やすべきと考えます。イノベーションは、人が直接会うことによってアイデアが化学反応を起こし、そして生まれるものだからです。感染拡大を防止する観点からは現在の日本の対応は安全であると思いますが、ビジネスのスピードが世界について行っているのかが心配になります。

いずれにしても、平和で明るい世の中になることを希望し、所員一同新たな気持ちで知財サービスの提供に邁進していきたいと思います。

2023年1月
オリーブ国際特許事務所
所長 弁理士 藤田考晴

 

松、千両、菊、デンファレ